6.無垢ダイニングテーブルの設計

無垢ダイニングテーブルをDIYで作るときに、いきなりテーブルの設計を始めてしまう人がいますが、まずは、部屋の間取り図を書いてみることをおすすめします。

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具体的には、部屋の間取り図を作成し、

 1.設置可能な最大サイズについて確認する
 2.さまざまなサイズを確認し、イメージをふくらます
 3.無垢ダイニングテーブルのサイズを決定する

という流れで検討すると、スムーズに決められます。

1.部屋の間取り図を書いてみよう!

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まず、テレビやソファなども含めた、部屋の間取り図を書いてみます。

この段階では、高い精度のものでなくても大丈夫ですので、時間をかけずに作成します。

また、画像ではダイニングテーブルとチェアも描かれていますが、実際に検討するときは、ダイニングテーブルとチェアは描かないようにしてください。

部屋の間取り図をプリンターで印刷し、ダイニングテーブルとチェアは、別パーツとして載せて検討します。

2.設置できる最大のダイニングテーブルの大きさは?

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次に、ダイニングテーブルを設置できる「最大のサイズ」について確認します。

ここで、「なんで最大のサイズを知る必要があるのか?」と思われるかもしれませんが、

小さいサイズ → 大きいサイズ

と考えていくと、物理的に設置不可能な場合があるからです。

DIYで作るダイニングテーブルは、家族で使用するものなので、当然、家族からのいろいろな希望が出てきます。

このときに、「これ以上のサイズは設置不可能」というラインを確認しておくと、効率的に大きさを決めることができるようになります。

また、対面型にするか、囲み型にするかが決まっていない場合は、それぞれの上限サイズについて確します。

3.ダイニングテーブルとチェアを別パーツにするのがポイント

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設計するにあたって大きさが変化するのは、テーブルのほうだけです。

ダイニングチェアは必要な数だけ印刷し、ダイニングテーブルのほうは、さまざまなサイズ・形状のものを間取り図に合わせてみます。

実際に間取り図とテーブルのパーツを組み合わせることで、より具体的なイメージとして把握できるようになります。

一枚板のダイニングテーブルのDIYをする場合は、脚部の強度についても理解しておく必要があります。

天板に無垢の一枚板を使用する場合は、テーブルの脚部に想像以上の圧縮応力がかかるからです。

一本の棒の両端を中心に向かって押していくと、破断するぎりぎりまでは、じわじわと縮み、最終的には圧壊してしまいます。

また、長い棒の両端を両側から押していくと、突然、棒がはらみだしてしまう(座屈現象)ことも容易に想像できます。

ここでは、一枚板のダイニングテーブルを設計するにあたり、脚部の強度についての考え方についてご紹介します。

1.圧縮の許容応力度は樹種により異なる

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ダイニングテーブルの設計をする場合、できるだけ頑丈な作りにしたいと考えると思います。

このときに重要になる指標が、樹種ごとに決められている「圧縮の許容応力度」です。

応力度は、単位面積あたりに作用する応力の大きさ、つまり、木材の内部に生じる力のことを言います。

ダイニングテーブルの設計では、圧縮の許容応力度を考慮したほうがよい場合がありますが、建築設計では、

 ・曲げの許容応力度
 ・せん断の許容応力度

についても考慮されます。

通常は、圧縮の許容応力度についてまでは、考える必要がないと思われますが、重量のある一枚板の無垢材を使用する場合は、少し気にしたほうがよいかもしれません。

2.脚部の断面積を計算で求める

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ダイニングテーブルの頑丈さは、

・脚の本数
 ・脚の断面積(cm2)

で考えることができます。

脚部の必要断面積を求める計算式は、

テーブルの重さ(天板+脚部)+テーブルに乗せる物の重さ(=X)

をまず計算し、樹種ごとの許容圧縮応力度(Y)と脚の本数(Z)で割ります。

計算式にすると

X÷Y÷Z=必要断面積(cm2)

になります。

一枚板のダイニングテーブルを設計する場合は、十分に余裕のある強度設計をするようにし、何十年も使い続けられるものを目指すようにしてください。

なお、樹種ごとの許容圧縮応力度については、検索で簡単に調べることができますので、まずは、樹種を決定し、その後、強度計算をするようにしましょう。

無垢ダイニングテーブルをDIYで作るには、設計についても自分でする必要があります。

一般に設計をする場合の手段としては、

 1.手書きによる図面の作成
 2.CADソフトを使用
 3.DRAWソフト(イラストレーター等)を使用

などが考えられます。

CADソフトもDRAWソフトも使い慣れていない場合がありますので、ここでは、専用ソフトとしてまとめて考えることにします。

1.無垢ダイニングテーブルの図面を「手書き」で作成する場合について

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無垢ダイニングテーブルの図面を手書きで作成する場合の特徴は、

・メモ書き程度から気軽に取り組める
・手を動かすので、考えがまとまりやすい
・複雑なものを設計する場合、時間がかかる

などになります。

まず、手書きによる図面作成の大きなメリットは、「気軽に始められる」ことです。

また、構想がまとまっていないときなどは、手を動かすことで、考えがまとまりやすい、というメリットもあります。

しかし、複雑な設計を手書きでする場合は、それなりに時間もかかりますし、修正に時間がかかるデメリットもあります。

2.専用ソフトで図面を作成する場合について

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専用ソフトを使ってダイニングテーブルの図面を作成する場合の特徴としては、

1.修正が簡単にできる
2.きれいに出力(印刷)できる
3.ソフトの使い方を学ぶ必要がある

などがあります。

まず、紙と鉛筆を使って図面を作成するのではなく、コンピュータの画面上で作成していきますので、大幅な修正でも簡単にできます。

また、完成した図面をプリンターで印刷することもでき、必要に応じて何枚でも図面を作ることができます。

しかし、一般に専用ソフトの操作方法は煩雑なものですので、操作に慣れるまでに一定の時間がかかる問題もあります。

そのため、「今から専用ソフトをマスターして…」と考えている場合は、手書きでの設計がいいと思います。

無垢ダイニングテーブルの図面は、比較的シンプルなものになりますし、操作方法のマスターには、それなりの時間がかかるからです。

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