一枚板のダイニングテーブルの設計について

一枚板のダイニングテーブルのDIYをする場合は、脚部の強度についても理解しておく必要があります。

天板に無垢の一枚板を使用する場合は、テーブルの脚部に想像以上の圧縮応力がかかるからです。

一本の棒の両端を中心に向かって押していくと、破断するぎりぎりまでは、じわじわと縮み、最終的には圧壊してしまいます。

また、長い棒の両端を両側から押していくと、突然、棒がはらみだしてしまう(座屈現象)ことも容易に想像できます。

ここでは、一枚板のダイニングテーブルを設計するにあたり、脚部の強度についての考え方についてご紹介します。

1.圧縮の許容応力度は樹種により異なる

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ダイニングテーブルの設計をする場合、できるだけ頑丈な作りにしたいと考えると思います。

このときに重要になる指標が、樹種ごとに決められている「圧縮の許容応力度」です。

応力度は、単位面積あたりに作用する応力の大きさ、つまり、木材の内部に生じる力のことを言います。

ダイニングテーブルの設計では、圧縮の許容応力度を考慮したほうがよい場合がありますが、建築設計では、

 ・曲げの許容応力度
 ・せん断の許容応力度

についても考慮されます。

通常は、圧縮の許容応力度についてまでは、考える必要がないと思われますが、重量のある一枚板の無垢材を使用する場合は、少し気にしたほうがよいかもしれません。

2.脚部の断面積を計算で求める

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ダイニングテーブルの頑丈さは、

・脚の本数
 ・脚の断面積(cm2)

で考えることができます。

脚部の必要断面積を求める計算式は、

テーブルの重さ(天板+脚部)+テーブルに乗せる物の重さ(=X)

をまず計算し、樹種ごとの許容圧縮応力度(Y)と脚の本数(Z)で割ります。

計算式にすると

X÷Y÷Z=必要断面積(cm2)

になります。

一枚板のダイニングテーブルを設計する場合は、十分に余裕のある強度設計をするようにし、何十年も使い続けられるものを目指すようにしてください。

なお、樹種ごとの許容圧縮応力度については、検索で簡単に調べることができますので、まずは、樹種を決定し、その後、強度計算をするようにしましょう。

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